お役立ちコラム
Column生前整理の進め方
はじめに
生前整理とは、生きているうちに自分の財産や持ち物などを整理しておくことを言います。「興味はあるけどやり方がわからない」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。生前整理をしておくと、万が一あなたが病気や事故で入院することになったときや、認知症などで施設に入居することになったときにも、落ち着いて対応することができます。
そんな気になる生前整理について、考えてみましょう。
進め方・やるべきこと
- 不要なものを処分する
まずは、衣類、食器、本、書類など、片付けやすい身の回りのものの仕分けから始めましょう。いらないものは処分し、自分の持ち物を把握することが重要です。「不要だけどまだ捨てたくないもの」に関しては「しばらく時間を置いてみる」「自分が亡くなった後に処分してもらう」などと分けていくのもよいでしょう。 - デジタル機器(デジタル遺品)を整理する
近年の遺品整理では「デジタル遺品」が問題になることもあります。デジタル遺品とは、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器や、デジタル機器内・クラウド上に保存されている情報、SNS、プロバイダ、会員サイトの契約などのことを言います。
特に、インターネット上に残された情報やデータ、会員登録などの削除には、IDやパスワードが必要になる場合が多く、注意が必要です。整理をする際は、解約や削除に必要なIDやパスワードなどを一覧にまとめましょう。ただし、管理には気を付けてください。同時に、使用していないサイトは解約しましょう。 - 保険証書や契約書などをまとめておく
保険証書、契約書などの重要書類に関してはできるだけ一箇所にまとめて保管しておくとよいでしょう。その際に、公共料金、家賃などの振込先、クレジットカードに関する書類や情報なども合わせてしまっておくと、万が一の際に素早く対応することができるので安心です。 - 財産目録を作成する
現金、預貯金、不動産、証券などの財産をお持ちの場合は、それらを目録にしてまとめておきましょう。目録を作ることで、不要な財産を処分できたり、相続について考えるきっかけになることもあるかもしれません。また、財産の調査はとても手間がかかるので、相続人の負担を減らすことにもなるでしょう。
まとめ
生前整理の進め方についてまとめましたが、いかがでしたか。この他、必要に応じて遺言書やエンディングノートなどを用意することもあります。
一番大変なのは不用品の処分、という方も多くいらっしゃるかもしれませんね。そういった方は少しずつ進めたり、思い切って一度に片づけてしまうなど、ご自身に合った方法で行うことをおすすめします。不用品の処分をお考えでしたら、ぜひ一度、当社へご相談ください。